1. 30坪・屋根工事の「真の原価」はいくら?
松井和男「こんにちは、ライターの松井です!今日は、屋根修理で最も多い『30坪・カバー工法・ガルバリウム鋼板』の見積もりについて、一級建築士の本間塾長に切り込みます!塾長、よろしくお願いします!」



「松井さん、今日は気合が入ってますね。30坪の家で屋根リフォームを考えている人は日本で一番多い。だからこそ、一番カモにされやすいんですわ。今日は現場の『裏帳簿』をそのまま公開しましょう。」



「読者から届いた150万円の見積書……これって妥当なんですか?そもそも『原価』って、ぶっちゃけいくらなんですか?」



「30坪(屋根面積 約90㎡)なら、原価は90万〜126万円程度です。これを見てください。これが『実際に屋根に届くお金』の内訳ですわ。」
【本間監修】30坪・屋根カバー工法の原価目安
| 項目 | 原価の目安 | 内容と注意点 |
| 仮設足場工事 | 15万 〜 20万 | 法律を守るための安全コスト。 |
| 防水シート(材工) | 5万 〜 8万 | 屋根の寿命を決める最重要パーツ。 |
| ガルバリウム本体(材工) | 55万 〜 75万 | 本体材料費 + 職人の手間賃。 |
| 役物・端部処理 | 10万 〜 15万 | 棟(てっぺん)等の板金加工。 |
| 諸経費・廃材処分 | 5万 〜 8万 | 現場管理、ゴミ捨て代。 |
| 【原価合計】 | 90万 〜 126万 | これが「真の価値」です。 |
2. なぜ、見積もりは「200万円」を超えてくるのか?



「ええっ!? 原価が100万ちょっとなのに、250万とかの見積もりが出るのはなぜですか? 残りの150万はどこへ消えたんですか!?」



「それがこの業界の『闇』ですわ。『あなたの屋根を直さない会社』が間に何社入っているか。それだけで金額が決まります。依頼先別の価格マップを見てみましょう。」
30坪・屋根カバー工法の「依頼先別」価格マップ
| 依頼先 | 見積もりの目安 | お金の正体(中抜きの実態) |
| ハウスメーカー | 250万円 〜 | 3次・4次請けの構造。1〜3社目の利益がすべて乗る。 |
| 訪問販売・工務店 ホームセンター・家電量販店 | 180万円〜220万円 | 莫大な販管費(広告代・歩合)が上乗せされる。 |
| 自社施工店 | 150万 〜 180万円 | 直接施工。余計な中抜きが最小限。 |
| 【真の原価】 | 約90万 〜 126万円 | 職人の人件費と材料代のみ。 |
3. 誰が「中抜き」をしているのか?



「ハウスメーカーの250万円超えって……原価の2倍以上じゃないですか!」



「彼らは自分たちでトンカチは持ちません。メーカーが受け、代理店に流し、地元の工務店に流し、最後に職人へ。この過程で100万円以上がただの『紹介料』として消えます。4次請けの職人は、削り取られた予算で必死に工事する……これ、本当に『安心』ですか?」



「訪問販売やホームセンターの220万はどうなんですか?」



「ここは『広告と営業』の会社です。チラシ代、豪華なショールーム、営業マンの歩合給……。工事の質とは無関係な『販管費』が3割〜4割乗っています。あなたの支払うお金は、屋根を
直すためではなく、次の客を捕まえるための広告費に使われているんですわ。」
4. 結論:契約する前に「検閲」しなさい



「……なんだか、どこを信じればいいのか分からなくなってきました。」



「社会の役に立ちたいから、あえて厳しいことを言います。100万円の中抜きを許すのは、『最高級の工事が2回できたはずのお金』をドブに捨てるのと同じです。



もし、200万円を超える見積書を渡されて悩んでいるなら、判を突く前に私のLINEに見積書を送りなさい。一級建築士のプライドにかけて、その不純物をバサッと検閲したるから。」



「本間さん、頼もしすぎます!皆さん、まずはLINEで相談ですね!」
